1947-12-08 第1回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第16号
○村瀬委員 ソ連關係地區から引揚げる毎月五萬人のうち、約二萬人が舊軍人が軍屬で本年中の引揚者も二十數萬もあるはずで、この人たちを通じて殘留者の状況もよくわかつているはずと思うが實情はどうか。
○村瀬委員 ソ連關係地區から引揚げる毎月五萬人のうち、約二萬人が舊軍人が軍屬で本年中の引揚者も二十數萬もあるはずで、この人たちを通じて殘留者の状況もよくわかつているはずと思うが實情はどうか。
一番大きいのはシベリア地區でありまして、五十二萬七千七百七十五名、その次が、樺太と千島地區でありまして、二十一萬二千九百九十九名、その次が大連地區でありまして、これは三千名、その次は北鮮――三十八度線以北でありますが、これが千四十二名、合計十一月七日現在でソ連關係地區に七十四萬四千八百十六名未歸還の状態になるということになります。
現在はソ連關係地區に約五十五萬の人々が殘留していると推定されておるのであります。なおソ連地區以外の地區に健在している者は約一萬一千人あると推定せられております。
大野政府委員からもお話がございましたような引揚状況でございまして、現在舊陸軍及び海軍に屬しまするものが、十月の初めにおいてソ連關係地區二百五十四萬八千名殘ることになります。それからそのほかに南方、中國、その他を含めまして、約一萬八百名が生存して殘つておるというのが確實なものであります。その一萬八百名のうち、ただいま申されましたように戰犯關係者が約四千名であります。